私の息子はいま療育に通っていますが、今年卒園します。
4月からは特別支援学校に行くことになります。
私の息子は知的障害があるためひとえに小学校といっても選択肢がいくつかありました。
子どもの進路に関しては私と妻、保育園の先生や特別支援学校の先生と話しながら時間をかけて決めてきました。
子どもの進路
息子の進路候補は以下の3つで話をしてきました。
・小学校 通常学級
・小学校 支援学級
・特別支援学校
それぞれの違いを少し整理していきたいと思います。
小学校 通常学級
一般的に「小学校に通う」ことです。
学区に住んでいる子供たちが通うところですね。
小学校も「公立」と「私立」とあるかもしれませんが、専門外なので割愛します。
小学校 支援学級
小学校に基本的に通いますが、授業の内容によっては別の授業やカリキュラムを行います。
そのため運動会など学校のイベントなどは通常学級の子たちと一緒に行います。
特別支援学校
支援学級よりも配慮や支援、専門性が必要な場合こちらが選択肢になる場合が多いです。
基本的には小・中・高と同じ敷地にありそれぞれが「小学部」「中学部」「高等部」という言われ方をします。
私と妻は早い段階から息子の進路としては特別支援学校を考えておりましたが、特別支援学校に面談へ行った際に、特別支援学校の先生から息子の可能性のためにも支援学級も検討するよう提案され支援学級も候補として考えていました。
支援学級のよさ
学校が近い
地域の小学校であるため近いところが多いです。
小学生が歩いて通える距離(遠い家もありますが、、、)住み慣れた地域にあることは子どもにとっても安心できるところですね。
特別支援学校の場合小学校区にはまずありません。
中学校区にもありません。
各市町村に1つもありません。
高校より少ないです。
ちょうど家の近くにあればよいですが、場合によっては車で30分以上かかるところもザラではないでしょうか。
地域の子とつながる
基本的に小学校に通っているので同じ小学校区の友達がいます。
ここはメリットととる人とデメリットととる人とがいますが、仕事柄地域で孤立している家庭などよく見かけます。
いま地域とのつながりが薄くなってきてはいますが、地域とのつながりがあるということは災害時など役に立つことが多いです。
社会性を育みやすい
基本的に小学生は好奇心旺盛でいろんな人が話しかけたり相手をしてくれたりします。
特別支援学校ではコミュニケーションが不得意な子の割合も多いため、同世代の「言葉」を耳にする機会は支援学級のほうが圧倒的に多いです。
それゆえ負担になってしまう子も少なからずいますが、同世代の「言葉」を多く聞くことで語彙など本人の言葉の数が増える可能性を秘めてます。
特別支援学校の良さ
スクールバスがある
学校までが遠い家庭が多いためスクールバスがあることがほとんどです。
家の前まで来ることはできませんが、家の近所に集合場所が設定されてそこで乗り降りをしていくことが多いです。
小学校までの距離と言えど歩いていくことが大変な子や、歩いて学校に通うには刺激が多すぎて不安定になってしまう子の場合スクールバスなどある程度安定した空間のほうが安心する場合があります。
先生がより専門的
特別支援学校の先生は小学校や中学校の教員免許ではなれません。
加えて特別支援学校で教えるための教員免許が必要なるそうです。
一方支援学級の先生は特別支援学校の免許がなくても就くことがあります。
そのため支援学級は地域や学校によって支援内容にムラがあるといわれています。
先生が子どもの性格を知ったうえで支援してくれると思えると少し安心できますね。
私たちも特別支援学校に決めようと思ったのは双方を見学してみて、特別支援学校の先生のほうがより息子を見てくれると感じたからです。
まとめ
それぞれ違いを書きましたが、どちらにもメリットがあるため悩むところです。
子ども自身が意思表示できるのであれば子どもの意思を尊重したいところですが、息子はそこまでの意思表示はまだしないため、親が決めた形になりました。
これらの学校は入学時に決めたらずっと同じ学校にいなければならないという決まりはありません。
実際に学校を変えている子も一定数いるそうです。
私たちも4月からの進路が決まったばかりで息子がまだ通っているわけではありません。
息子が通いだして変化があったらまたご報告できればと思います。
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