東田さんの本を読んで思うこと

仕事(福祉・介護)

先日東田さんの本を読みました。

 

東田さんは最重度の自閉症と言われてますが文字盤を使うことで自分の考えを伝えることができます。

 

 

東田さんはいわゆるこだわりがあり、突然声をあげたり、走りだしたりしてしまいます。

 

また「会話」によるコミュニケーションは難しいとされています。

 

はたから見たら何を考えているかはわからないと思われるそうです。

 

本を読んでみて

自閉症でいわゆるコミュニケーションができないと思われる方が、ここまで考えているということを本当に驚きました。

 

自閉症の方が抱える「パニック」もどういった経緯でなるのかの説明もありました。

(もちろんすべての人に当てはまるわけではないと思いますが。)

 

東田さんは特別支援学校の中学部を卒業していますが、高校は特別支援学校ではありません。

 

これだけの考えを持っていながら、「最重度の自閉症」という言われ方をしているということは、障害を判定するうえで「コミュニケーション」が重要なんだなと分かります。

 

いわゆる「コミュニケーション能力」=「障害の重さ」

「IQ」≠「障害の重さ」

 

という概念が近いのかなとこの本を読んで感じました。

 

私の息子も言葉の数が少なく、自分の思いをうまく伝えることができず、ストレスになっていることもあります。

 

「文字」という概念がまだ息子に教えることはできていないので、文字盤はすぐに応用できないかもしれませんが、息子にとって自分の考えを出しやすい方法もあるのだろうなと思いました。

 

息子はまだ5歳であるため分からないことは多いかもしれません。

 

かといって「言っても分からない。」と決めつけてしまうことは、可能性を遮断しているのかなと思いました。

 

何を始めればいいかまだ整理できておりませんが、息子が思いを伝えられるように、息子の思いを聞くことができるように試行錯誤をほどほどに続けていきたいと思います。

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