退院時のつきそい

仕事(福祉・介護)

先日とあるおじいちゃんの退院支援をしてきました。

 

心臓に持病があり入院をすることが多い方ですが、体調管理もさながらお金のやりくりも大変な方です。

今回退院する病院の入院費も全部支払うことができないため、ケアマネさんと病院に掛け合って分割の相談を退院前日にしたところです。

 

 

年金は毎月ではなく、偶数月の15日に支給されるためやり繰りが苦手な人は奇数月に生活が大変になることが多いです。偶数月の10日前後はカツカツの生活をしている人もよく見てきました。

 

 

退院日は年金支給日

 

退院するはいいものの入院前に未納だった公共料金などの領収書が山のようにあったため、支払いの優先順位をおじいちゃんと相談。最低限の支払いを差し引いた金額を銀行で払い戻しすることを本人に伝え了承を得ました。

 

いざ退院

 

お金がすっからかんなので本人と一緒に銀行のATMにケアマネさんと一緒に付き添いました。

払い戻しをする前に本人に再度いくら払い戻しをするのか確認すると。

 

「とりあえず全部おろしとけばいいな」

 

!!!!!!!!!!

 

 

不安が的中!

 

本人に支払いの件を伝え、払い戻しの金額を再度交渉。

 

「そうだったな」

 

と案外物分かりよくこちらのお願いを聞いてくれました。

 

 

退院直後で歩行が不安定なため、生活費は本人に持ってもらい、滞納分等の支払いはこちらが代行することにしました。

 

足元がおぼつかないおじいちゃんとATM操作を行いお金を受け取る。

さながら高齢者を狙った詐欺のように周りからは見えたかもしれません。

 

お金を手に入れたおじいちゃんはひさしぶりの我が家へさっそうと帰っていきました。

お金大事に使ってね。

 

まだ支払いが終わっていないものもポツポツあるので長い付き合いになりそうです。

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