見えないお金の魔力

仕事(福祉・介護)

「芽吹き時、枯れ時」
季節の変わり目は体調を悪くしがちです。

私の関わる利用者さんも例外になく体調が悪かったりするわけです。

 

体の倦怠感を訴え、外出や家事ができなくなりことが、私たちの身近なイメージとしてありますが、思考力の低下や判断力の低下も招くことがあります。

利用者さんの言葉を借りると頭の中が

「ボーっとする。」
「ザーザーする。」
「クシャクシャする。」

など表現は様々ですが、気持ちや思考の整理が大変なことがなんとなくわかります。

こういった思考力、判断力が低下しているときは、お金の使い道も荒くなるのがセットのお話。

年金や生活保護費を使い切っての相談がまぁまぁあります。

 

 

またそれに拍車をかけているのが、QRコード決済など、現金を持たずして支払ったり、携帯電話で支払いができるものです。

そもそも判断力や理解力の低下がみられる人が、翌月の支払いまで考えが及んでいることは稀で,、及んでいないことがほとんどなのです。

クレジットカードやQRコード決済って現金が手元になくても物が買える魔法の道具なのです。

 

今まではクレジットカードなどの支払い滞納が多かったのですが、クレジットカードに関してはカードが使えなくなるということがペナルティになるため、負債の返済という事実は残りますが、まだ生活への影響は少ないかと思います。(それでも大変でした。)

ここ最近のQRコード決済は携帯電話の支払いと紐づいていることが多く、QRコード決済分を支払えないと携帯電話が使用できなくなるという生活の不便さが連動しておきます。

自業自得とはいえ、ヘルパーなどの福祉サービスを利用している人がいるので、調整や何かあった時の連絡は必要なことが多いのです。

なにより携帯電話に依存している人も多く、その後の体調悪化も多かったりします。

 

 

クレジットカードもQRコード決済もとても便利な機能であり、ミニマリストにあこがれる私も日々愛用しております。全く持って悪いものではありません。

利用者さんのことをいろいろ言う私も、正直今月クレジットやQRコード決済でいくら使ったか把握しておりません。

便利ということはそれだけ簡単にできてしまうということ。

上手な付き合い方を見つけていく。

正直全く良案が見つかりませんが、考えていきたいと思います。

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