髭剃りの習慣

仕事(福祉・介護)

髭剃りの習慣化
私たちが支援しているBさん

 

中度の知的障害のある40代男性です。
ご両親が残してくれた1軒屋に1人で住んでおります。

 

週2回のヘルパーを利用しており障害枠で食品スーパーで一般就労をしております。


週5日の勤務での給料および障害年金で生活を送っております。

今回職場の担当者から私たちに相談が入りました。

 

Bさんが髭をなかなか剃らない。食品を扱っており衛生面から髭は毎日剃ってくることが決まりとなっている。店長から直々に注意が入ったため何とかしてほしいとのこと。

 

「何とかして」ってなんとも雑な以来だとは思いつつ策を打つことに。

本人口頭で伝える。

 

職場の担当者から困っている旨を本人に伝えました。

→たまに剃ることは剃ることはありましたが、毎回剃ることはありませんでした。

そもそも口で伝えてやるのであれば職場の人が言った段階でできますよね(笑)

 

貼り紙で視覚的に伝える

言葉だけって頭に残りにくいですよねーということで洗面所に貼り紙を貼り視覚的に伝えることにしました。

→習慣化ならず。。。

 

 

そんなこんなで対応に四苦八苦・右往左往し対策を考えておりました。

とある日Bさんに会ったときに髭を剃っておりました。

 

この日は髭を剃ったことを褒めてその場を終えましたが、継続的に髭を剃っている模様。

Bさんの家に行くことがあったため、本人宅で理由を尋ねると、職場の人から新品のT字髭剃りをもらったため、それで剃っているとのこと。

 

肌が弱めのBさんT字剃刀で昔剃刀負けをして出血してからT字剃刀は断固として拒否をしていました。


今回はなぜT字剃刀を使ってくれたのでしょうか??

正直細かい理由は謎ですが、、、

①剃刀負けの記憶は昔の記憶であり本人の中でリセットされた。
②職場の上司がとても怖く従わざるを得なかった。
③「新しいものを自慢したい」という気持ちが働き背伸びしている

 

 

上記の3点が候補かなと考えています。(別の可能性もおおいにありますが、、、)

 

とりあえずT字剃刀で髭剃りを定期的にできているため、髭剃りをできていることをしっかりと良いことであることを伝えつつ、剃刀負けをしないように古くなる前に剃刀を取り換えることができるように観察をしていきたいと思います。

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