文系が活躍できるAI社会を教えてくれる

テクノロジーの進化によってAIの進化もどんどん進んでいてます。ただ「AI」と聞くとSEや研究者など理系の人たちの領域だと思いますよね。
私も文系出身であるため、技術の進化には興味があったものの仕事でかかわることはほとんどないのだろうなと思っていました。
自分がかかわることはないと思いつつも、技術の進化に興味はあった私の目に飛び込んできたのがこの本

『文系AI人材になる』でした。


文系の私がAIに興味を持つきっかけになりました。

内容はざっくりとこんな感じ

・AIの普及により失職しないために
・AIは作るだけではない使うものでもある
・AIの特徴と種類
・AIを使おう
・事例

AI失職→AI就職

AIの普及により今後なくなる職業があるといわれているのは周知の事実だと思います。
事実AIが取って代わる仕事はたくさんあります。
ただこれってAIの普及から始まったことではなくて、昔から技術革新のたびに新たな職業が生まれ、数を減らした職業があるんですよね。
AIの台頭によりその職を失う人が出てくる可能性はあります。しかいAIの普及によって新たに仕事が産まれる可能性もあります。
AIに何ができるか、何ができないかを知ることで文系でもAIと仕事することができます。

AIは使うもの

「AIって理系の技術者がプログラミングを使って作るもんでしょ。」
AIに関して↑のような印象を私は持っていました。

正直文系の自分に出る幕はないと

ただ出来上がったAIには何ができて、どういったシチュエーションで使えるのか伝えてくれる人がいないとせっかく出来上がったものも役に立ちません。
また出来上がったものもいざ現場で調整が必要な時にエンジニアと現場をつなぐ役割の人もいないとせっかくのAIが台無しになりかねないですよね。

こういった場合文系AI職が必要になります。
現場あるニーズとAIのマッチング,そのAIを導入するにあたり社内で企画をどう通すのかがいわゆる文系の出番というわけです。

文系という理由でAIが使えないという理由はない

この本ではAIについてのざっくりとした知識を文系向けに書いてあることはもちろん。
どんなAIがあって、どんなことができるのか。既存のAIで対応できるのかなどAIを作るといういわゆる理系的なことをせずにAIを活用する方法を教えてくれます。
またどのAIをどのように問題解決するかの提案や、AIを取り入れている企業の事例なども説明しており、AIについての距離感が一気に縮まったと思います。

この本を読んで

私は最近プログラミングについて本を読んで勉強しておりますが、Python という言語を選択したのはこの本の影響も大きいかと思います。

私の仕事は福祉関係であり、AIでは代替されにくい分野だと現時点では言われています。AIに代替されないのでしばらくは安泰かと思うこともあります。
しかしAIが進化し続けているということはその分野も進化を続けているということです。私の業界はAIによる進化が今後もなければ、業界が活性化はほかの業界と比べて遅れていき、その結果業界が取り残されて行ってしまうのではないかという不安があります。
AIについて知ることは世間に取り残されないためにも必要な知識であると思いつつも文系という言い訳で前に進めなかった私の一歩を踏み出させてくれた本でした。

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