息子の先輩

先日4月から息子が進学する特別支援学校に見学行く機会がありました。

教室などを見学してると、息子が急に立ち止まり部屋をのぞき始めました。
今息子が通っている療育を卒園した先輩がいたのです。

ひーくん先輩です。（名前に「ひ」がつかないのになぜかひーくんと呼ばれます。）
ひーくんは自閉症があり療育ではよくパニックを起こすことがありました。
息子はそのパニックにおびえ教室の隅っこに逃げることがしばしばでした。

息子はパニックが怖いのもののひーくんが嫌いな訳ではありません。
この日も以前のように物陰に隠れながらのぞいて見てはまた逃げることを繰り返し、彼のことを意識しておりました。

その日から特別支援学校の近くを通るたびに「ひーくん、ひーくん」とテンションが上がります。
気になる先輩にまた会いたいのでしょうか？

出会った頃はおびえていることが多かったのに、いまは自ら興味を持っていること、他人を意識していることに対して息子の成長を強く感じました。

4月から息子も同じところに通います。

療育でもそうだったようにいろんな経験を積んで身も心も大きくなっていく、息子と先輩の姿をこれからも見守っていきたいと思います。